三河吉浜人形処 菊人形師のまち

高浜市は愛知県のほぼ中央に位置し三河湾に面した町です。三州瓦と養鶏そして人形の町として知られています。全国に数ある菊人形展のほとんどに吉浜の菊師 たちが活躍してきました。菊人形の里、菊師の里といわれる所以です。現在でも、吉浜まちづくり協議会の事業として地元の保育園、幼稚園、小学校の園児と生 徒たちに苗から菊を育て菊人形の花付けまで指導し人形文化の継承活動を行っています。

菊人形 「醍醐の花見」  製作 神谷重明 

昭和39年 愛知県無形文化財指定

吉浜細工人形は350年の歴史があり

着物の柄は木の実、松かさ、ゴマ殻、

竹、樹皮等 自然にあり地元で調達し

やすいものを材料とし、組み合わせて

胴柄の表面に糊でつけています。

 

細工人形 京鹿の子娘道成寺  製作 吉浜細工人形保存会

花雲斎  紫峰 1918-2003

  

 

花雲斎紫峰(しほう)が遺した人形芸術たる作品をごらんいただけます。歌舞伎の世界に惹かれ歌舞伎役者に対しても多くのごひいきがあったが芝居の演技に対しては厳しい評価もした。衣装の柄、背景、台詞、見得もすべて頭の中にあり、歌舞伎の舞台を好んで製作した。晩年には自動制御で繰り広げられる歌舞伎の大絵巻を制作、現在も見ることができる。

花雲斎 紫峰 (かうんさい しほう)

孤高の芸術家・藤井達吉翁にかわいがられ、碧南、岡崎、小原、湯河原と翁が住まいを移す場所に通って人形芸を習得。毎年白骨温泉もともにしていた。

湯河原海岸にて藤井翁と姉、中央が神谷紫峰